保育園で栄養士として働いている僕がなぜ保育士なのか?栄養士と保育士って全く関係ないのでは?と思う方も多いと思います。
僕は保育園で栄養士として働きながら、保育士の資格も取得しました。
保育士の勉強をしてデメリットは無く、自分のスキルアップにも繋がるので保育士の資格を取得するために独学で勉強し始めて、なんとか保育士を取得することができました。
保育士の試験は、筆記試験と実技試験があり、筆記試験を全科目合格すると実技試験に進めます。
保育士試験についてはこちらの記事をご覧ください。
実技試験は「音楽」「造形」「言語」から2つ選択し、受験します。
僕は「造形」と「言語」を選択したので、試験日までどんな練習をしたのかお話していきます。
独学で保育士筆記試験を合格する事ができたのですが、一発合格ではなく、3年ほどかかりました。
筆記試験は9科目あり、1科目合格すればその合格科目は3年間受けなくても大丈夫なのです。2科目合格すれば、次の試験は残りの7科目といったように、一度に9科目合格しなくても大丈夫なのです。
年2回試験があるので計画的に勉強すれば合格への道は大きく広がりますよ。
独学で勉強するのはとても辛いですし、大変な部分も多いです。一発合格を目指すなら保育士試験の講座を受けるのもいいと思います。
プロが教えてくれるので、一人で勉強するよりは効率はいいですよね。
YouTubeでも保育士試験についての動画をアップしているのでぜひご覧ください。
造形に関する技術
造形の試験はどんなことをするのかというと、お題があり、そのお題の通りに絵を描いていきます。
それなりの絵が描けたら大丈夫!!って軽い気持ちでいましたが、そんなに甘くないのでしっかり練習しておいた方がいいですよ。
保育士1名、幼児2名とか、乳児2名など、お題は当日にならないと分からないのです!!
保育士、幼児、乳児で顔の大きさ、体の大きさも区別して描かないといけないのでむちゃくちゃ難しいんですよ。
体のバランス、座っている、立っている、笑っている、泣いているなど、細かい部分まで描けないといけないので大変でしたね。
色鉛筆で色もつけないといけないですし、塗っていない部分があると減点されます。
そして、そして、時間は45分!!
どんな風に描こうかななんて悩んでる暇なんかないんですよ。とにかく下書きをさっと終わらせて色塗りをしていかないと間に合わないんです。
僕が「造形」合格のために初めにやったことは、顔の練習です。
とにかく顔だけをひたすら描きまくりました。正面、横、上からなど、角度を変えながら描いていき、顔ができたら体を描いて練習していました。
普段絵など描かないので、YouTubeで「子どもの顔の描き方」など動画を観て練習していましたよ。
めちゃくちゃ上手く描く必要はないと思います。体のバランス、表情がしっかり描けていれば大丈夫だと思います。
思いますって、なんか適当!!って聞こえるかもしれませんが、明確な合格基準がないんですよね・・・。
だから、思いますになっちゃうんです。
僕は、パーツごとに描いて描いて描きまくったので、とにかく描いて色んな場面に対応できるようにしておいた方がいいと思います。
お題は当日じゃないと分からないので、色んな場面を想定して練習しておくしかないんです。
色んな場面とは、
・粘土遊びをしているところ
・プールで遊んでいるところ
・外で虫取りをしているところ
・あやとりをしているところ
・おじいちゃん、おばあちゃんと遊んでいるところ
など、どんなお題が出るか分からないのであらゆる場面を想定しておく必要があります。
ある程度色々な場面を描いていけば自信にもなりますよ!!
色塗りは、丁寧に早くを心がけてください。めちゃくちゃ丁寧に塗っていると時間がなくなります。
そして、色が塗れていない場所がないように気をつけてください。
試験当日までに1〜2回は実際に過去のお題をもとに描いてみることをおすすめします。
45分て、意外と短いんですよ。本番を想定してやっておけば、当日の時間配分も考えることができると思いますよ。
試験当日は、しっかりお題、条件を読んでくださいね。
園庭なのか、お部屋なのか?机なのか、床なのか?
僕は焦りすぎて、「机の上」という条件を見落として、地面で描いていました。無駄な減点は避けたいですよね。
色鉛筆は、12色で大丈夫だと思います。24色とか使わないですし、色で悩んでる暇なんかないんですよ。
でも、試験当日は24色の方がかなり多かったです。
絶対そんなに使わないですよ。
言語に関する技術
言語は、自分が選択した課題を3分にまとめてお話するという、やったことない方にはハードルが高い試験です。
言語の課題は年度が変わると変更されることがあるようです。
ちなみに2022年度は「おおきなかぶ」「ももたろう」「3びきのこぶた」「3びきのやぎのがらがらどん」の4つでした。
僕は「3びきのこぶた」を選択し、練習しました。
まず、ストーリーを3分にまとめる必要があります。
僕はこれもYouTubeを活用し、色んな方の動画を見て自分なりの3分を完成させました。
ストーリーを3分にまとめることができたら、子供達がいる想定でお話してみましょう。
これがなかなか難しいです。
噛んだり、ド忘れしたり・・・。
ストーリーをまとめて何度も何度も練習するのみですね!!
頭の中に叩き込んで覚えるしかないです。
ストーリーを覚えて慣れてきたら、次は声の強弱や、身振り手振りを加えていきます。
自分の中では大きく身振り手振りしているつもりでも実際は全然できていなかったりするんですよ。
家族に動画を撮ってもらい、確認するのが一番いい方法です。動画を撮ってもらっている人を面接官と思い、本番を想定してやってみるといいですよ。
動画を確認すると、身振り手振りができていなかったり、早口になっていたり、色々気づくことがあるはずです。
気づいた点を修正していけばどんどん良くなっていきます。
恥ずかしい!!なんて言ってられませんよ。本番は保育士になり切ってお話しないといけないのですから。
それともう1つ。最も重要な笑顔がないんです。緊張と、3分で終わらせないといけない、色々なことを考えていると顔の表情がこわばっていて全然楽しそうに見えないんです。
笑顔を意識して、楽しそうにお話することが大切です!!
試験をクリアすれば保育士として働くことができるんです。
保育のプロになるんです。
練習すれば絶対に合格できる実技試験ですよ。
試験当日は?
試験当日は、時間に余裕を持って忘れ物がないようにしてくださいね。
試験会場の間違いはないか、試験日時などしっかり確認しておきましょう。ちなみに僕は試験が日曜日だったのに土曜日と思っていました。なので、しっかり確認してくださいね。
そして人によっては待ち時間がかなりあります。
僕は造形の試験の後、4時間程空き時間がありました。空き時間は何度も何度も3匹のこぶたのストーリーを頭の中でつぶやいていました。
長い空き時間になる場合、集中力を切らさないようにしないといけませんね。
暑さ、寒さ対策をしっかりして試験に臨んでくださいね。
場所によっては、冷房がが効きすぎていたり、冬は暖房があまり効いていなくて寒かったりする場合もありますよ。
実技試験は各科目50点満点からの減点方式です。
30点とれば合格です!!満点とれなくても大丈夫です。
やってきたことを信じて出し切ってください。ど素人の僕でも合格できたのでみなさん大丈夫ですよ。
これから受けようと思っている方、頑張ってくださいね。努力すれば必ず合格できますよ!!
最後に
筆記試験を合格し、実技試験に進めばほとんど合格できるとネットの情報で流れていたりします。
これは間違いです。
しっかり実技試験の対策をしていないと不合格になりますし、僕の周りでも3回実技試験を受けているという方もいます。
合格のために対策をしっかり行い、努力した人が保育士の資格を取得することができます。
努力は絶対に自分を裏切りません
筆記試験をクリアして満足するのではなく、そこからもう一踏ん張りがんばりましょう。
必ずいい結果が待っていますよ。
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