花粉が辛い時期になり、くしゃみ、鼻水が止まらなくてお困りの方も多いと思います。
病院に行くのが一番ですが、仕事が忙しくてなかなか行けなかったり、いつも混んでて行くのがめんどくさいという方も多いかと思います。
今回は、ドラッグストアで購入できるくしゃみ、鼻水に効果がある医薬品をご紹介していきます。
僕は普段管理栄養士として働いていますが、ドラッグストアでも10年以上勤務していて、「登録販売者」という資格も持っています。
登録販売者とは、
医薬品や医療機器の販売に関する知識やスキルを持っており、正しく安全に商品を販売する事ができる資格です。
ドラッグストアでは、薬剤師や登録販売者がいないと医薬品の販売ができないため、とても注目されている資格の一つです。
それではドラッグストアで購入できる市販薬をご紹介していきましょう。
第一世代の鼻炎薬と第二世代の鼻炎薬がある
鼻炎薬には第一世代抗ヒスタミン薬、第二世代抗ヒスタミン薬というものがあります。
第一世代の抗ヒスタミン薬は古いタイプの鼻炎薬の事で、効果が比較的早く現れると言われているのですが、副作用で睡魔やめまいなどが起きやすいとされています。
第二世代の抗ヒスタミン薬は、第一世代の抗ヒスタミン薬と比べ、比較的副作用が少なく、くしゃみや鼻水の症状を軽減する事ができます。
第一世代の抗ヒスタミン薬、第二世代の抗ヒスタミン薬にはそれぞれいい所、悪い所があるので簡単に説明していきますね。
第一世代の抗ヒスタミン薬
第一世代の抗ヒスタミン薬の長所と短所がこちらです。
長所
・効果が現れやすい
・くしゃみや鼻づまりなどの鼻炎症状を一時的に軽減できる
短所
・睡魔やめまいなどの中枢神経系の副作用が比較的多い。
・口が酷く渇く事がある。
・長時間使用すると、薬物依存症や耐性が起こる可能性がある。
・心臓血管系への影響や高血圧を引き起こす可能性がある。
・子供や高齢者、特定の疾患を持つ患者には適さない場合がある。
個人差があり、全てが当てはまるというわけではありませんが、上記のような事が挙げられます。
第二世代の抗ヒスタミン薬
第二世代の抗ヒスタミン薬の長所と短所がこちらです。
長所
・くしゃみや鼻づまりの鼻炎症状を効果的に軽減できる。
・中枢神経系への影響や心臓血管系の副作用が少ない。
・比較的安全に長期間使用できる。
短所
・効果が現れるまでに時間がかかることがある。
・一部の人には眠気や口の渇きが起こることがある。
・高齢者や特定の疾患を持つ患者には適さない場合がある。
第二世代の抗ヒスタミン薬は比較的副作用が少なく、現在では第二世代の抗ヒスタミン薬を推奨される事が多いようです。
どの鼻炎薬を買うべきなのか?
ドラッグストアで購入できる鼻炎薬の一部をご紹介します。
第二世代の抗ヒスタミン薬だから副作用がない!という事では決してないので、気をつけてくださいね。
第二世代の抗ヒスタミン薬は主に以下の商品があります。
久光製薬
アレグラ
大正製薬
クラリチンEX
エスエス製薬
アレジオン
これらは第二世代の抗ヒスタミン薬で代表的なものになります。
個人差もあり、どれが一番良い!とは言えないですが、眠気などの副作用が少ないのが特徴の鼻炎薬です。
第一世代の抗ヒスタミン薬は即効性があり、すぐにくしゃみや鼻水を抑えたい!という方は一度使ってみてもいいかもしれません。
第一世代の抗ヒスタミン薬は主に以下の商品があります。
大正製薬
パブロン鼻炎カプセルSα
GSK
新コンタック600プラス
サトウ製薬
ストナリニS
中にはかなりの眠気がくる商品もありますし、酷く口が渇くものもあります。
副作用の事を考えると、第二世代の抗ヒスタミン薬を選択する方がいいかもしれませんし、病院に行くまでの短期間の使用にとどめる目的で第一世代の抗ヒスタミン薬を選択するという考えもいいと思いますよ。
迷ったら薬剤師、登録販売者に相談してみましょう
様々な種類の鼻炎薬があり、どれがいいのか分からないと迷った場合は、薬剤師や登録販売者に現在の症状を伝えて相談してみましょう。
症状によっておすすめの商品を勧めてくれますし、間違いないと思います。
今回紹介した第一世代の抗ヒスタミン薬、第二世代の抗ヒスタミン薬以外にも、漢方薬や、点鼻薬などもあるので、状況や場所により使い分けることもいいと思います。
持病をお持ちの方や、体調の悪い方、長時間車の運転をする方などは使用できない薬もありますし、一番は病院に行くことが大切ですね。
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