保育園の栄養士として働きたい!とお考えの方も多いと思います。
子供が好きだから、料理をするのが好きだから、理由は様々ですよね。
でも、保育園栄養士の仕事内容って何するの?給食を作るだけじゃないの?など疑問も多いはず。
今回は、保育園栄養士の仕事内容についてお話ししていこうと思います。
施設によって様々ですが僕が経験してきたことをお伝えしていこうと思いますのでぜひ参考にしていただければと思います。
僕のプロフィールはこちらです。
保育園栄養士として10年以上勤務しています。ここまで来れたのはいい環境に巡り会えたからだと思っています。そして何より、楽しく仕事ができているということが大きいですよね。
イヤイヤ仕事をしていたらここまで続けていないかもしれないですし、たとえ続けていたとしても自分自身の成長はあまりなかったかもしれませんね。
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保育園栄養士として働きながら、保育士の資格も取得しました。保育士の勉強をすることで自分のスキルアップにも繋がりますし、万が一の時は保育もできますよ!
興味がある方はこちらの記事もご覧ください。
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保育園栄養士の仕事は事務作業と現場作業に分けられます。
それぞれどんな仕事内容なのかお話ししていきたいと思います。
事務作業
事務作業は献立作成や毎日記録しないといけない書類などがあります。
監査と言って保健所など行政の立ち入り検査などがあり、その時に提出しなければいけない書類もたくさんあります。
献立を作成するだけでなく、仕事はたくさんあるんです。
それでは詳しくお話ししていきますね。
献立作成
これは栄養士として避けては通れない仕事だと思います。
献立作成は本当に園によって様々です。
2週間のサイクルメニューの園もあれば毎日違う献立をたてる園もあります。
僕の園は毎日違う献立をたてています。毎日違う給食、おやつの方が色々な食材を使用し、色々なメニューを提供できます。
2週間のサイクルのメリットは、献立を考えるのも発注も2週間分で済むので献立作成、発注作業に時間がかかりません。でも、2週間後に同じメニューが来るので飽きてしまう可能性もありますね。
献立をたてる際に気をつけていることは、肉、魚、パン、麺、使う食材が偏らないようにすること、またカロリーなども考えながら献立をたてていきます。
園によっては外部に委託している場合もありますが、保育園で働く上でとても大事な仕事となってきます。
発注
献立を作成した後は発注作業があります。
発注はミスしてしまうと給食が作れなくなってしまうのでとても重要な作業ですね。
複数の業者と契約している園も多いと思います。
肉はA業者、魚はB業者、野菜はC業者など、業者によって発注方法なども変わってくるので保育園栄養士の大変な作業の1つだと思います。
今は献立ソフトで簡単に発注書も作成されますが、僕は作成された発注書をもう一度確認しながら手書きで発注書を作成しています。
検食簿
これも園によって変わると思うのですが、保育園では必ず給食を提供する前に検食を行います。
大抵は園長先生や主任の先生が行い、味や食材の固さに問題はないかなど給食を提供する前に食べてもらいます。
僕の園では園長先生と、厨房でも検食を行なっています。
検食を行なったことを記入する用紙が検食簿で、園によって様式は様々ですが記録して保管しておく必要があります。
衛生管理チェック表
言い方は様々ですが、厨房で作業している栄養士、調理員さん達の衛生管理を記録することも必要です。
また、水道水の残留塩素のチェックや、料理の中心温度の記録なども必要となってきます。
保健所などの監査でこれらの記録がしっかりとされているかを確認されるので毎日きちんと記録しておくことが大切です。
納品書、請求書管理
これらの作業も園によっては行なっていない場合もありますが、僕の園では栄養士が管理しています。
納品された食材などの金額は合っているか、納品書、請求金額に間違いがないかをチェックします。
僕はパソコンに、いつ、何を、いくらで、どれくらい納品したかを打ち込んで管理しています。
パソコンに保存しておくことで、去年のクリスマス会の時に肉はどれくらい注文したかな?などすぐに確認することができます。
献立表や給食だより
献立表や給食だよりを保護者に配布したり、掲示したりもします。
パソコンを使って作業することが多いですが、園によっては手書きで行なっているところもあるみたいです。
昔は手書きで献立表を作成していたのですが、パソコンで作成する方が訂正もすぐにできますし、データを保存もできるのでパソコンの方が便利ですね。
施設によってはパソコンがないところや、パソコンが苦手で手書きをしているという方もいます。
パソコンはある程度は使えるようにしておいた方がいいと思いますよ。
現場作業
現場作業もとても重要な仕事の1つです。
献立をたてるにあたり、現場のことが分かっていないといい献立はたてれないと思っています。
実際に現場に入って作業することで、厨房内の動線や設備のことも分かるので、この厨房でこのメニューを作るのは大変だなとか、ここでこの作業をすればこのメニューは提供できそうだななどが分かるんです。
どんな作業があるのか詳しくお話ししていきます。
調理
続いては現場作業です。
野菜の皮を剥いたり、切ったり、調理していきます。
この作業は保育園栄養士にとって最も重要になるのではないかと思います。
料理が苦手な方は克服できるように努力する必要がありますね。僕は全く料理なんてできなかったですが今でも保育園で働いています。
家で皮を剥く練習をしたり、先輩の動きを見たり、本を見たりと努力しました。
料理ができない方は努力をしないと上達はしません。努力すれば必ずできるようになるので頑張ってくださいね。
保育園ではおやつも提供します。
市販のお菓子や果物、手作りおやつなど様々ですが、僕の園ではほぼ毎日手作りおやつを提供しています。
クリスマスなど行事の日は、クリスマスケーキを作ったり、シュークリーム、シフォンケーキなど子供たちに喜んでもらえるようなおやつを考えています。
おやつ作りも保育園栄養士の仕事の1つですね。
洗い物
これも避けては通れない作業の1つですね。
食洗機がある園もあれば全て手洗いの園もあります。
手洗いは本当に大変です。僕も経験したことがありますが、大量の食器を1つ1つ手洗いはとても辛いです。
園の規模にもよりますが、大きな園は子どもの人数も多いので食器の数も多くなります。
夏は暑くて大変ですし、冬は手荒れなど辛いことも多いです。
納品、検品
発注した食材を受け取る作業もあります。
食材の温度や傷みはないかなどを記録したり、発注した食材がきちんと納品されているかなどをチェックします。
この作業を怠ると、あの野菜がない!!など給食が作れなくなる可能性があるので注意しましょう。
実際にあったのが、注文したパンではなく違うパンが納品されたり、賞味期限がかなり近い調味料が納品されたりなどがあったので、しっかり確認するようにしてくださいね。
最後に
保育園栄養士の仕事は園によって違いますが、上記にあげたような作業を行います。
大変な作業や辛いこともたくさんありますが、どんな仕事でもそれは当たり前です。
もちろん楽しいこともたくさんあるのでやり甲斐はあると思いますよ。
保育園栄養士になりたいと悩んでいる方は一度園の見学をしてみるのもいいと思います。
自分でたてた献立を作って、子供たちに美味しい!と言われた時の嬉しさはなんとも言えないです!
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