今回ご紹介する保育園給食は、豚肉の甘辛焼きです。
豚肉と甘辛いマヨだれをからめてスチコンで焼いていくとても美味しく人気の給食です。玉ねぎ、人参も使用するのですが、野菜にもタレがからんでご飯が進みますよ！
保育園で提供する豚肉料理は基本的に一度鍋で炒めてから味付けしていきます。少し手間ですが、美味しさがガラッと変わるのでぜひ一度試してみてくださいね。
豚肉の甘辛焼きの他にも豚肉を使用した給食はたくさんあります。豚肉の味噌マヨ焼き、豚肉のさっぱり焼き、豚肉のポンマヨ焼きなど、どれも美味しくて人気の給食です。
ポンマヨ焼きは、ポン酢とマヨネーズを混ぜることでまろやかになって、酸味もキツくない子供でも食べやすい味付けになるんです。
豚肉のポンマヨ焼きもぜひ一度作ってみてくださいね。
豚肉の甘辛焼きは家でも簡単に作ることができますよ。
なかなか家でご飯を食べてくれない！とお悩みの方はぜひ一度作ってみてください。甘めの味付けで食べやすくなっています。
フライパンだけでも作れるのですが、オーブンがあればさらに美味しく作れますよ！
保育園では味付けをして最後にスチームコンベクションオーブンという調理機器で焼き上げます。
最後に焼き上げることで、最高に美味しい仕上がりになるので、家にオーブンがある方は味付け後に焼いてみてください。
とても美味しくなりますよ！！
スチームコンベクションオーブン（スチコン）は保育園給食には欠かせない調理機器です。給食だけではなく、おやつもスチコンで作っていますよ。
スチコンを使わない日はないというぐらいほぼ毎日使用しています。施設にスチコンはあるけど使い方がよく分からないからあまり使わないという声も耳にします。
もったいないですよ！
魚はふっくら美味しく焼けますし、トーストもクッキーも美味しく焼けちゃいます。
これらは全てスチコンを使用して作った給食ですので、こちらもぜひご覧ください。
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それでは、豚肉の甘辛焼きを作っていきましょう！
幼児1人分
豚肉 40g
玉ねぎ 7g
人参 7g
奴葱 1g
砂糖 8g
濃口醤油 8cc
マヨネーズ 5g
家で作る場合、豚肉は豚バラを使うと柔らかくて食べやすくなりますよ。
保育園では豚バラ、豚うでを混ぜて作っています。豚バラだけだと脂質がかなり上がってしまうので豚うでと混ぜていますよ。
玉ねぎ、人参、奴葱を切っていく
まずは、玉ねぎ、人参、奴葱を切っていきます。
玉ねぎは薄切り、人参は千切り、奴葱は小口切りにしていきます。
豚肉のさっぱり焼きという給食もあるのですが、さっぱり焼きでは玉ねぎ、人参の他に大根も使用します。
普段野菜が苦手な子供でも、タレにからめて焼くと食べたりするので色んな野菜を入れてみるのもいいと思いますよ。
玉ねぎと人参は茹でて柔らかくしていきます。茹ですぎると、水気をしぼる時に人参が潰れてしまうので注意してくださいね。
茹でた後はしっかりと水気をしぼってください。ここでしぼりが甘いと、後からどんどん水分が出てきて水っぽい仕上がりになってしまいます。
美味しい豚肉の甘辛焼きを作るポイントは、ここでしっかりと水気をしぼることです。
豚肉を炒める
野菜の準備ができたら、肉を炒めていきます。
一旦肉を炒めて完全に火を通してからタレとからめて焼いていきます。
炒めずにスチコンで焼いていくと、肉同士がくっついて塊になってしまうので、一度炒めてしっかりほぐしてから焼いていきます。
もう一つ炒める理由が、かなりの脂が出てくるので、炒めて火を通してザルに肉をあげて余分な脂を捨ててからタレにからめて焼いていきます。
この脂をそのままで味付けしてしまうと、せっかくの甘辛ダレが薄まってしまうんです。
火が通ったら、このようにザルにあげて余分な脂をきっていきます。
少し面倒ですが、この一手間で美味しい甘辛焼きができますよ！
脂をきっている間に甘辛ダレを作っていきます。
甘辛ダレを作る
鍋に、砂糖、濃口醤油、みりんを入れて火にかけていきます。
砂糖が溶けるようにしっかり混ぜて一煮立ちさせます。
沸騰してくると吹きこぼれる可能性があるので、目を離さないように注意してください。
一煮立ちしたら火を止めて、マヨネーズを入れてしっかり混ぜます。
これで甘辛ダレの完成です。
このタレがめちゃくちゃ美味しくて、タレだけでもご飯が何杯でもいけてしまう絶品タレです。
保育園で提供している大人気のミートボールの甘辛焼きも同じタレを使用して作っています。
手作りミートボールと甘辛ダレがめちゃくちゃ美味しい子供達、先生達からも大人気の給食です。
ミートボールの甘辛焼きもぜひ作ってみてくださいね。
タレが完成したので豚肉、野菜とからめていきますよ。
肉、野菜にタレをからめる
脂をきった豚肉を鍋やボウルに移して、そこへ先ほど作った甘辛ダレを入れてしっかり混ぜていきます。
保育園で作る場合は、肉の量が多いので甘辛ダレの2/3を豚肉とからめて、残りの1/3に水気をしぼった玉ねぎ、人参を入れてからめます。
肉も野菜もしっかりタレにからめることができたら2つを合わせてしっかり混ぜていきます。
ホテルパンにクッキングシートを敷き、タレにからめた肉と野菜を広げていきます。
この時のポイントが、敷き詰めすぎないことです。
隙間を空けることでしっかり焼けて美味しくなるので洗い物が増えて大変ですが、なるべくたくさんのホテルパンを使い肉を広げていきましょう。
ここに奴葱を振りかけます。この葱があることで見た目も良くなりますよ。
これで焼いていけば豚肉の甘辛焼きの完成です。
スチコンで焼いていく
スチコンコンビモード300℃、蒸気量30%で3分焼いていきます。
焼きすぎると葱が真っ黒に焦げてしまうので注意してくださいね。
3分焼くとこんな感じになりました。
甘辛ダレがこんがり焼けてとても美味しくなっています！
初めに肉を炒めているので肉同士がくっついて塊になっていることもないですし、肉の脂、野菜の水気をしっかりしぼっているので味が薄くなることもなく美味しく仕上がっています。
工程が多いですが、その分美味しく仕上がるので保育園ではこのような作り方をしています。
お皿に盛り付けていきますよ〜！！
タレが美味しい豚肉の甘辛焼きの完成！！
豚肉の甘辛焼きが完成しました！
マヨネーズが入ってまろやかになった甘辛ダレが、豚肉、野菜にしっかりからんでとても美味しくなっています。
しっかり脂、水気をしぼっているので水っぽくもなく、スチコンで焼いてドロっとなったタレがご飯に染み込み何杯でもご飯が進んでしまいますよ！
冒頭でもお話ししましたが、家で作る場合は豚バラを使用するととても柔らかくて食べやすくなりますよ。
園では栄養価の問題で豚バラのみでは作れないのですが、絶対に豚バラで作った方が美味しくなりますよ。
マヨネーズは使用していないのですが、鶏肉の甘辛煮も保育園では人気です。
じゃが芋の素揚げや、鶏肉に片栗粉をつけてスチコンで焼いたりと作るのは少し大変なのですが、めちゃくちゃ美味しい給食です。
保育士さんからも作ってほしいとリクエストが出るほど人気の給食ですので、こちらもご覧ください。
保育園の給食だけでなく、料理を作る際、一手間、二手間かけて作ると必ず美味しくなりますよ。
めんどくさいと思いますが、子供達に喜んでもらえる給食を作るためには必要不可欠です。
絶対に「美味しい」って言ってもらえる給食ができるので一手間、二手間かけて作ってみてください。
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給食室の雰囲気もきっと伝わるはずです！
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